JSE MakuUchi!

2004/05/23 Sun 23:30

朝青龍が横綱になった頃、相撲界にもジョージ・マクマホンのような才能が必要だよね、という話をWWEファンの友人としたことがあった。大相撲協会は盛り上げの格好の機会を目の前にしながら、それを生かせていない。

北勝力は今日勝てば自力優勝だった。相手は新入幕の前頭十六枚目・白鵬である。格下を相手に楽勝かと思われたこの取り組みは、立ち会いの瞬間に意外な結末を迎えた。北勝力、まさかの二敗目。朝青龍に優勝のチャンスを残した白鵬はモンゴル出身、朝青龍はプライベートでも彼を可愛がっているらしい。彼は兄貴への恩義を見事に返した。モンゴル軍団の活きのいい若手が作ったチャンスを、「軍団」のボスは見事にさらっていった。

朝青龍は、日本相撲協会の中で「ヒール」という役割を引き受けた画期的な外国人力士だと思う。ハワイ出身の力士たちがそうした目で見られることはあったが、彼らはそれを払拭するべく、適応しようと努力した。もちろん朝青龍もそうした努力はしているだろうが、しかし批判を受けることがあってもモンゴル流の動作を仕切りに取り入れ続けているし、それを楽しみにするファンも獲得した。現在の彼は「やんちゃキャラ」を自ら演出し、存在感を際立たせているようにすら見える。要するに、朝青龍にはヒールの才能があるのだ。そして今日、若手の白鵬が見事な連携を決めた。この展開を見ていると、一人のヒールだけでなく、さらなる「軍団」の誕生を感じてしまう。

「ここで千代大海が乱入! 抗争の決着は秋場所で!?」というシナリオを描き出せる敏腕なプロデューサーは協会にいないのか? いないよな……もったいない。でも今場所はおもしろかったからいいや。

Posted at 23:30 | Diary | 0 writebacks | edit
Tagged as:

writebacks

trackback URI

http://cu39.s57.xrea.com/diary/20040523_sumo.trackback


SPAM ロボットを排除するため文字判読テストをお願いしています。画像に書いてある2つの単語を入力してください。単語の間には半角スペースを入れます。