Dell Dimension 8300+Windows 2000で137GBの壁を越える
2005/02/21 Mon 19:16
自作機からDimension 8300に乗り換えてから137GBの壁を越える方法がわからなくなっていて、そのまま放っておいたんですが、今日やっと対策できました。日本語の情報がなさそうだったので、137GB以上のHDD(いわゆるBigDrive)をPrimary Slaveに増設する場合の手順をメモしておきます。
ただし、今回は別のマシンで使っていたNTFSフォーマット済み(かつデータ入り)HDDを装着しているので、フォーマット等は手順に含まれていません。新品のHDDを増設する場合、「ディスクの管理」ユーティリティを使うあたりで領域確保とフォーマットを行えばいける気がします。
下準備
- HDDのジャンパをケーブルセレクト(CS)に設定、Slave側に装着する。
- BIOSのバージョンをA06(最新)にしたほうがいい(たぶん)。
- Windows 2000をSP4にしたほうがいい(たぶん)。
- BIOSの起動画面でF2を押して設定画面を表示、Drive Configurationを選んでPrimary Slave Drive(UATAの場合)の設定を確認、OFFになっていたらAutoに変更しておく。
- 以上をすべて終えたら、念のため再起動する。
- IAA(インテル・アプリケーション・アクセラレータ)は必要ない。
手順
- レジストリエディタを起動する(スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択、入力欄に「regedit」)。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\atapi\Parameters を開く。
- メニューから「編集>新規>DWORD 値」を選ぶ。
- 「New Value #1」というアイテムができるので、名前を「EnableBigLba」に変更する(「種類」が「REG_DWORD」になっていることも、一応確認する。違ったら直す)。
- 作成した「EnableBigLba」をダブルクリックする。
- 「DWORD 値の編集」というダイアログが開くので、「値のデータ」を1に設定する(「ベース」は「16進」のままでよい)。
- レジストリエディタを終了し、PCを再起動する。
- スタートメニューから「設定>コントロールパネル」を開き「管理ツール>コンピュータの管理」を実行。
- ウィンドウの左側にあるツリーから「記憶域>ディスクの管理」をクリック。
- ウィンドウ右側にディスク一覧が表示され、「ディスク1」が「形式の異なるディスク」(だったと思う)と表示されていることを確認する。
- ディスクのアイコンや「ディスク1」という文字が表示されているあたりを右クリックし、「形式の異なるディスクのインポート」を選ぶ。
- しばらく待ってると、「完了しました」みたいなダイアログが出る(ような記憶がある)。
- 「マイコンピュータ」に新しいドライブが増えていることを確認する。
以上の手順は必ずしも動作を保証するものではなく、またこれを実施したことによってハードの故障、データ破損等の損害が起きても責任は負いません、念のため。
参考:
Installation instructions for a second Hard Drive. 250GB Caviar SE WD2500JD - Dimension - Hard Drive
(Dell Community Forum)
Windows and Big Hard Drives
(chrisshort.net)
48-Bit LBA Support for ATAPI Disk Drives in Windows 2000
(Microsoft Support)
How to enable 48-bit Logical Block Addressing support for ATAPI disk drives in Windows XP
(Microsoft Support)