偽札パラドクス

2005/01/08 Sat 16:41

偽旧1万円札:32都道府県で1300枚以上 12月以降 (毎日)
出回っているニセ札は十数種類 警察庁が全国まとめ (朝日)
広域使用8種類 警察庁、捜査連携強化へ (産経)
偽1万円札 全国で400枚超 (東京)

記番号は32種類、そのうち複数県で使用されたものは13種類以上、中にはかなりの広域に渡って使用されているものもあるらしい。毎日の記事では「旧札が駆け込み的に偽造されたのではないか」という偽造通貨対策研究所長の意見が出ている。たしかにそういう理由もあるかもしれないけど、切り替えのタイミングで偽造紙幣が急増した理由はこういう単純なことだけではないと思う。

旧札と新札が各個人の財布やレジスターに入り交じっている状況では、人間の目によるチェックが甘くなり、多少の違和感に気づきづらくなる。それを想定して着実に計画した犯人も確実にいると思う。初詣の人混みの中で使っているあたりなどは、かなりの計画性を感じさせる。偽造紙幣の抑止効果を狙って新札への切り替えを行うことが、実際には偽造紙幣の流通を助けてしまうという逆説が起こっている、または少なくとも起こりうる状態にあるということだ。

これは近い将来においては過渡的な問題と位置づけられるだろうけど、さらに長い目で見ればイタチごっこになりそうだ。特に紙幣の場合は、機械での認識と人間による認識の両者に配慮しなければいけないので、厄介なものを抱えていきそうである。実は「新札」と「偽札」とは、認識の上ですごくよく似ている。

ところで、毎日の「社会」をクリックした瞬間に「セクハラ処分:警官『神戸の夜を2人でピンクに』 兵庫」が出てきたのは反則に近い……。

Posted at 16:41 | News | 0 writebacks | edit
Tagged as: ,

writebacks

trackback URI

http://cu39.s57.xrea.com/news/20050108_bill.trackback


SPAM ロボットを排除するため文字判読テストをお願いしています。画像に書いてある2つの単語を入力してください。単語の間には半角スペースを入れます。